最近スーパー、コンビニ、CMなどでもよく見かける「機能性表示食品」。2015年より新しくスタートした食品表示です。今回は機能性表示食品がどのようなものか見ていきましょう。
機能性を表示できる食品はこれまで、国が個別に許可した「特定保健用食品(トクホ)」、国の規格基準に適合した「栄養機能食品」でした。そこに、事業者が食品の機能性の科学的根拠を消費者庁に届け出ることで、事業者の責任において機能性を表示できる「機能性表示食品」が加わりました。
消費者にとっては、機能性を分かりやすくした表示した商品の選択肢が増える一方で、国が安全性と機能性の審査を行っていないため、自分に合った商品を賢く選択する必要があります。
機能性表示食品は、トクホ同様、含まれる成分によってそれぞれ働きが異なります。
現在、届け出のある食品の機能性の一部を以下にご紹介しましょう。油では、食用油で初めて「血圧が高めの方に」に向けた日清健康オイルアマニプラスがあります
《機能性表示の例》 | |||||
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血圧が高めの方に 血糖値の上昇を抑える LDLコレステロール値を下げる 肌の潤いに |
目の調子を整える 精神的ストレスを緩和する 記憶力を維持 肝臓の機能を維持 |
体脂肪を減らす 中性脂肪を減らす お腹の調子を整える 骨の健康維持 |
関節軟骨の維持 身体疲労を軽減する 腰の負担を軽減 筋肉を作る力をサポート |
《機能性表示の例》 | |
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血圧が高めの方に 体脂肪を減らす 血糖値の上昇を抑える 中性脂肪を減らす LDLコレステロール値を下げる お腹の調子を整える 肌の潤いに 骨の健康維持 |
目の調子を整える 関節軟骨の維持 精神的ストレスを緩和する 身体疲労を軽減する 記憶力を維持 腰の負担を軽減 肝臓の機能を維持 筋肉を作る力をサポート |
機能機能性表示食品は「薬」ではなく、「食品」です。また、健康な成人(妊産婦、妊娠を計画している方、授乳婦を除く)を対象にした食品ですので、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではないことを理解した上で、摂取方法を守って摂るようにしましょう。
尚、商品に関する詳しい情報は、消費者庁のホームページで確認できるので、自分に合った商品を選ぶ際の参考にしてみてください。 ホームページはこちら。