▼ 植物ステロールとは? 植物ステロールは何に含まれているの?
植物ステロールは、植物胚芽に多く含まれている天然の成分です。
植物ステロールは、広く植物に含まれる成分で、特に豆類、穀類の胚芽に多く含まれています。 植物から作られた油の中には、植物ステロールが濃縮されています。
▼ 植物ステロールがコレステロールの吸収を抑えるしくみ
植物ステロールは、コレステロールを下げる!
コレステロールは、小腸の中で、胆汁酸ミセルという小さな油滴に溶けて体に吸収されます。分子構造がよく似た植物ステロールも同様に、ミセルに溶けます。そのため、これらが共存するとコレステロールと植物ステロールが、競いあってミセルに入ります。ミセルに入れなかったコレステロールは、体外へ排出されるのでその結果、コレステロールの吸収が低くなります。
▼ 植物ステロールとコレステロールの違いは?
植物ステロールは、植物胚芽に多く含まれている天然の成分です。
植物ステロールは、植物の細胞を構成する成分で、いろいろな種類があります。構造はコレステロールとよく似ていますが、人間は、しっかり区別して、植物ステロールを消化吸収せず、体外に排出しています。
▼ 食べ続けるとどうなるの?
植物ステロールを含む健康オイル「こめ油プラス」を食べ続けると
12週間で、コレステロール値が減りました。
コレステロール値が高めの方に、通常の油(調合サラダ油)に替えてこめ油プラスを14g/日を含む食事を12週間(3ヶ月間)続けた結果、コレステロール値が減少しました。
▼ 1日に必要な量はどのくらい?
植物ステロールは、植物胚芽に多く含まれている天然の成分です。
コレステロールを下げるために必要な植物ステロールは1日800mg。(※1,2)
しかし、1日の食事から摂れる量は、約400mg(※3)です。
植物ステロールを含む油などから、不足分を補うと効果的です。

出典
※1 日本栄養・食糧学会誌,55.177-189(2002)
※2 FDA Federal Register.vol.65.21 CFR Part101(2000)
※3 臨床栄養.58.263-268(1981)
植物ステロールに関する研究論文はこちらへ