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ヘルシーコラム食事編

VOL.10
夜 9時過ぎごはん〜自宅でお酒と共に楽しむ〜
一日の終わりに飲む冷たいビールのおいしさは格別です。適量のお酒は、緊張感を和らげ、食卓の雰囲気を和やかにする働きがありますが、つい飲み過ぎたり、食べ過ぎてしまうのが難点。夜9時過ぎにお酒を飲む時は、量を決めて飲むと同時に、おつまみの中身や主食の量にも気を配る必要があります。今回は肝臓をいたわり、メタボリックシンドロームを防ぐための飲み方のポイントについてご紹介しましょう。

ポイント1 お酒の「適量」を守るよう心掛けましょう
肝臓に負担をかけないお酒の適量は、純アルコールで1日20g程度です。これは、ビール1缶(500ml)、発泡酒1缶(500ml)、日本酒1合弱(160ml)、ワイングラス2杯(200ml)、焼酎0.5合強(100ml)、ウィスキーダブル1杯(60ml)です。また、それぞれのお酒のエネルギーは約200kcal程度になります。発泡酒の中には、糖質の量を少なくすることで、ビールよりもエネルギーを抑えているものもあります。好みの味であれば、これらを上手に活用してエネルギーの過剰摂取予防に役立ててください。
アルコールの適量の目安
 

ビール

発泡酒(糖質オフタイプ) ワイン 日本酒 焼酎(25度) ウィスキー
1日の適量(純アルコール20g) 1缶
(500ml)
1缶
(500ml)
グラス2杯
(200ml)
1合弱
(160ml)
0.5合強
(100ml)
ダブル1杯
(60ml)
エネルギー(kcal)

200

110

146

172

146

142


*発泡酒(糖質オフタイプ):サントリーダイエット<生>を使用
 
ポイント2 食べながら飲みましょう
お酒を飲むときは、胃の粘膜を保護するたんぱく質や、アルコールの代謝を促すビタミンB1、そしてアルコールの吸収を遅らせることで二日酔いを予防する食物繊維をおかずでしっかりと補いながら飲むのが鉄則です。その際、栄養価が高く低エネルギー(VOL.6参照)の食材を使うと、適正なエネルギーの範囲以内(VOL.9参照)で多種類のおかずを楽しむことが出来ます。
お酒を飲むときにおすすめの一品
たんぱく質が
豊富なメニュー
ビタミンB1が豊富な
メニュー・食品
食物繊維が豊富な
メニュー
ゴーヤチャンプル、冷やっこのオクラ納豆がけ
●鶏ささみの和風焼きカツ
レシピへ
●刺身盛り合わせ
●カレイの煮付け
●焼き鳥

レバニラ炒め、枝豆
●ごま豆腐
●五目豆
●冷しゃぶサラダ
●うなぎの蒲焼
●ブリの照り焼き
●カツオのタタキ
●あじの塩焼き
●胚芽米
野菜とおからの炒め物、ひじきの煮物
●セロリとこんにゃくの
和えもの(レシピへ
●大根とにんじんの酢の物
●小松菜と黄菊の和え物
●かぶの塩もみ
 
ポイント3 主食の量でエネルギーを調整しましょう
体重が多い人の中には、お酒を飲んだ後に、お茶漬けやざるそば等の主食を1食分しっかりと食べる人が少なくありません。飲んだ後の主食も、バランスのとれた食事には欠かせませんが、食べ過ぎると余分なエネルギーが脂肪として蓄積し、肥満やメタボリックシンドロームの原因となります。お酒やおかずの量に合わせて、主食の量を上手にコントロールしましょう。
 
図
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