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体脂肪率は、1日の中で変動する

朝起き計った体脂肪率と夜入浴後に計った体脂肪率が、5%も違っていた、なんていう経験はないでしょうか。実は体重や体脂肪率は計るタイミングによって変動します。


● ポイントは「水分」
体脂肪率が1日の中で変動する理由には、体組成が深く関わっています。
体組成とは、体脂肪、筋肉、骨、水分等、身体を構成する成分をいいます。このうち「水分」は一日の中で変動します。体内の水分は起床時には全身に分布していますが、夕方には下半身に移動していくため、体内の水分分布は不安定になります。夕方になると「むくみ」を感じる方も多いのはそんな理由からです。
実は、体脂肪率は体脂肪そのものを測定しているのではなく、体内の水分の状態から体脂肪率を割り出しているので、体内の水分の変化に大きな影響を受けます。そのため、朝計った体脂肪率と夕方計った体脂肪率が異なるということが生じるのです。また、血液の約60%は水分であるため、食事や運動、入浴によって「血流量」が増えたときにも体脂肪率は変動します。


● 体重、体脂肪率を計るタイミング
では、体重や体脂肪率はいつ計るのがよいのでしょうか。
まず一つは正確な変化をみるために「毎日同じ時間帯」を決めること。そして体内の水分分布や血流量が変動するタイミング(夕方のむくみのある状態、食事直後、運動直後、入浴直後)を避けることがポイントとなります。このように考えると、多くの方にとって、朝起きて食事をする前が最も計りやすいタイミングかもしれません。