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ダイエット中の水分の選び方

「水を飲んでも太るんです」と言う方がいらっしゃいますが、水は体脂肪にはなりません。むしろ、ダイエット中こそ意識して水分を補給することが大切です。今回はダイエット中の水分の摂り方と選び方について考えてみましょう。


● 体内における水の働きについて
水は生命の維持に不可欠な成分です。体内では血液の成分として栄養素や酸素を全身に運び、エネルギーを作り出す働きをしています。また、尿として老廃物を排泄したり、体温を調節する役割も果たします。
体内の水分量はほぼ一定に保たれていて、成人が1日に必要な水分量は約2.5L と言われています。


摂取の目安 排泄

体内で作られる水

食事(野菜やご飯・みそ汁等)

飲み水(水やお茶)

0.3リットル

1.0リットル

1.2リットル

尿や便

息や皮膚からの蒸発

1.6リットル

0.9リットル

参考文献:環境省「熱中症環境保健マニュアル2014」


● ダイエット中に水分が必要な理由
ダイエット中は食事の量が少なくなりがちです。これは、便のかさが減るだけではなく、食事から摂る水分量が少なくなります。例えば、ご飯茶碗軽く1杯(120g)には約70gの水分が含まれますので、ご飯の量を減らせば、摂取する水分量も少なくなって便秘にもつながります。
便秘による不快感を防ぐためにも、ダイエット中は意識して水分を摂るよう心掛けたいものです。


● 何をどのくらい飲めば良いのでしょうか。
1日1.2リットルの水分を飲み水として摂取するためには、起床時、食事の際、食事と食事の合間、入浴後など、1日を通してこまめに水分を摂取することが大切です。
その際、果汁飲料や炭酸飲料、フレーバーウォーター、乳酸菌飲料など、糖質の入った飲み物の摂り過ぎには注意が必要です。1日の目安量に決まりはありませんが、アルコールやおやつと同様に嗜好品として、1日の摂取エネルギー量の約10%以内に抑えられるとカロリーコントロールがしやすくなります。
また、同じ水分でもアルコールには利尿作用がありますので、お酒を飲む時には普段よりも意識して水やお茶などを飲むことも忘れないようにしましょう。