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ダイエット中の「停滞期」の過ごし方

ダイエットを始めた頃に比べて「体重が思うように減らなくなった」。このように体重が減りにくい「停滞期」後、リバウンドをしてしまう人も多くいます。そこで、「停滞期」を乗り切り、リバウンドを防ぐための過ごし方について考えてみましょう。


●ポイント1 ダイエット中の停滞期は自然のメカニズム
減量を始めて一定の期間が経つと体重が減りにくくなるのは、体内に備わっている「ホメオスタシス」と言う機能が働くためです。これは、体が少ない食事の量に順応し、消費するエネルギー量を抑え、体重がこれ以上減らないようにする自然のメカニズムです。停滞期に無理に食事の量を減らしても、思うように減量効果が得られず、むしろ、栄養状態の悪化から、便秘や肌荒れ、体調不良の原因につながるおそれがありますので注意が必要です。


●ポイント2 停滞期は焦らずに乗り切ることがポイント
停滞期に入ったら体重の増減に一喜一憂するのではなく、「長い目で体重をコントロールする」と言う気持ちに切り替えることが大切です。短期間に痩せたいと言う方も少なくありませんが、ここはぐっと堪えて、減量を始めた頃に比べて食事や甘い飲み物、アルコールの摂取量が増えていないかどうか。逆に食物繊維の豊富な野菜や果物が不足していないかなど、食生活を振り返る時間に充ててみてはいかがでしょうか。また、積極的に体を動かすことも停滞期を乗り切るための重要なポイントですので、「体重」に目を向けるのではなく、あくまでも「生活習慣」に気を配ることを心掛けてみてください。


●ポイント3 減量後の体重を維持するためのヒント
減量後の体重を長期間維持している人に共通していることは、「エネルギー摂取量を減らす」「脂質の摂りすぎに注意する」「身体活動量を増やす」「体重に気を配る」ことです。また、「減量をしている仲間とまめに情報交換をする」ことも、モチベーションを維持するうえで欠かせません。極端な食事制限は、一時的に体重を減らしますが、長期間減少した体重を維持するためには、時間をかけて生活習慣を改善していく以外に方法はないようです。

 

参考文献:Phelan S, Wyatt HR, Hill JO, Wing RR. Are the eating and exercise habits of successful weight losers changing? Obesity. 2006;14:710-716.