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季節によってダイエットの効果は違うの?

季節によって太りやすく感じたり、あるいは、痩せやすく感じたりしたことはないでしょうか。今回は季節によるダイエットの効果についてご紹介します。


● 基礎代謝は季節によって変動する?
安静にした状態で消費される「基礎代謝量」は、季節によって変動すると言われています。これは、気温が下がると体温を維持するために基礎代謝量が上がるため、夏よりも冬の方が基礎代謝量は上がりやすいと考えられます。※1一方、近年では、エアコンによる室内気温の調節によって、季節による基礎代謝の変動はほとんどないことも報告されています。
※1環境温度とエネルギー代謝の変化臨床スポーツ医学 32(11), 1028-1031, 2015-11


● 季節を通して基礎代謝を維持する
夏は夏バテによって食欲が低下し、摂取エネルギーが減少しやすくなる。また、寒い冬になると運動不足により血行が悪くなり、消費エネルギーも減少する、と言う具合に、季節によってエネルギーの摂取量と消費量にも差が生じてきます。
そこで、一年を通して、基礎代謝を安定させるために、身体活動や食事の面から日々取り組めるポイントについてまとめてみました。


身体活動増進
日々10分でも多く身体を動かして、
基礎代謝量をアップする
例)階段を使う、通勤で一駅分歩くなど
血行促進
日々ストレッチをする
夏場は冷房などで体をひやさないようにする
風呂で湯船に浸かり、体を芯から温める 
食事の
コントロール
イベントや行事が続く時期は1週間単位で食事を調整する
例)夜の飲み会が続く週
 ・昼食は、野菜がたっぷり摂れる定食にするor軽めのうどんやそばにする
 ・自宅で食べられる夕食は野菜中心の食事にする   など

● 旬の食材を上手に使う
旬の食材はおいしいだけでなく栄養価が高く、ダイエット中には是非取り入れたいものです。例えば、ほうれん草のビタミンCの量は、9月に比べて12月は約4倍、じゃがいもは4月に比べて7月は約4倍であることが報告されています。※2
また、青魚に含まれる脂肪酸であるEPAやDHAは、血液の流れをよくし、中性脂肪を低下させる働きもあるので、栄養価が高い旬の食材を日々取り入れ、夏場のダイエットに役立ててみてはいかがでしょうか。
※2『野菜のビタミンとミネラル』 辻村 卓、女子栄養大学出版部、東京(2003)
旬の魚を使ったレシピはこちら→ 夏の魚 秋の魚