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低炭水化物ダイエットは効果的?

夏本番を目前に、ダイエットをしよう!とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、ここ数年、テレビや雑誌等で話題となっている「低炭水化物ダイエット」について考えてみましょう。


● 炭水化物が太ると言われているのはなぜ?
ごはんやパン等の炭水化物を摂ると、体内でブドウ糖に分解されて、通常はエネルギーとして利用されます。しかし、摂り過ぎると余ったブドウ糖は中性脂肪として体に蓄えられるため、これが、「炭水化物は太る」と言われる原因になっているのです。


● 低炭水化物ダイエットのデメリット
炭水化物を減らすと一時的に体重は減りますが、長い目で見ると様々な問題が生じることを忘れないようにしましょう。

・脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、集中力が低下する

・総体的にエネルギーが不足するため、疲れやすくなる

・炭水化物を減ら分、おかずの量が増えて、逆に脂質やたんぱく質の摂り過ぎにつながる

・体脂肪よりも筋肉量が減り、代謝が悪い、やせにくい身体になる

・我慢している分、ドカ食いやリバウンドをしやすい


● 炭水化物の上手な摂り方
炭水化物はエネルギー源として欠かせない栄養です。健康的にダイエットを続ける際、成人女性はごはん茶碗小盛り(120g)3杯、男性はごはん茶碗普通盛り(150g)3杯ぐらいは1日に食べるよう心がけたいものです。また、パンやパスタなどの洋食よりもごはんを、精製された白米やパンよりも玄米と雑穀パンを選べば、ダイエット中に気になる脂質を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維を同時に摂ることができます。

  エネルギー 脂質 食物繊維

白米(茶碗小盛り1杯120g)
202kcal 0.4g 0.4g

玄米(茶碗小盛り1杯120g)
198kcal 1.2g 1.7g

パン(6枚切り1枚)
185kcal 3.1g 1.6g
パスタ(1人分80g) 378kcal 2.2g 2.7g

考資料:五訂増補日本食品標準成分表