男性の2人に1人、女性の5人に1人（40〜74歳）が「肥満」と言われる一方で、「やせ」と判定される人の割合も増加傾向していることをご存知でしょうか。特に、20〜29歳の女性の5人に1人は、「やせ」と診断されています（ボディマスインデックス（BMI）による体格の判定）
　過度の減量行為は、栄養素の欠乏や月経不順、過食症や拒食症といった摂食障害の原因になります。それだけでなく、妊娠した場合、妊娠前に「やせ」であった女性は、胎児の子宮内での発育の遅れ、低体重での出生の危険性も増すことが指摘されています。肥満度の判定基準でBMIが18.5未満の人は、「朝食を抜く」「お菓子を食事代わりにする」など、エネルギーや栄養素不足になりやすい食べ方を改める必要があるかもしれません。
　一日の活動量に見合った摂取エネルギーの計算の仕方は、「あなたに合った摂取エネルギーを知ることからスタートしよう！」を参考にしてみてください。

● 「やせ」の者の割合
肥満の判定と同様に、「やせ」は身長と体重から計算される肥満指数Body Mass Index（BMI）によって決められています。