体脂肪の基礎知識

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ダイエット中の「停滞期」の過ごし方 - - Vol.38 -
ダイエット中の水分の選び方 - - Vol.37 -
ベジタリアン食ってどんなもの? - - Vol.36 -
ダイエット中の便秘予防 - - Vol.35 -
早食いはダイエットの敵 - - Vol.34 -
ベジタブルファーストのメリット - - Vol.33 -
スーパーフードのダイエットへの取り入れ方 - - Vol.32 -
季節によってダイエットの効果は違うの? - - Vol.31 -
ダイエットで肌がカサカサに! - - Vol.30 -
グルテンフリーって何?
ダイエットとの関係は? - - Vol.29 -
肥満と血圧は関係あるの? - - Vol.28 -
低炭水化物ダイエットは効果的? - - Vol.27 -
急激なダイエットの問題点 - - Vol.26 -
ダイエットには食事と運動、どちらをすればいいか。 - - Vol.25 -
体脂肪率は、1日の中で変動する - - Vol.24 -
ダイエットに活用しよう!⑩
いも類 - - Vol.23 -
ダイエットに活用しよう!⑨
低GI食品 - - Vol.22 -
ダイエットに活用しよう!⑧
豆類 - - Vol.21 -
ダイエットに活用しよう!⑦
野菜 - - Vol.20 -
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寒天などの海藻 - - Vol.19 -
ダイエットに活用しよう!⑤
コーヒー - - Vol.18 -
ダイエットに活用しよう!④
しょうがなどの薬味 - - Vol.17 -
ダイエットに活用しよう!③
こんにゃく - - Vol.16 -
ダイエットに活用しよう!②
きのこ - - Vol.15 -
ダイエットに活用しよう!①
果物 - - Vol.14 -
今、アメリカで最も効果的なダイエット法とは?
その② - - Vol.13 -
今、アメリカで最も効果的なダイエット法とは?
その① - - Vol.12 -
コレステロールって何? - - Vol.11 -
朝食抜きは肥満のもと! - - Vol.10 -
生活のリズムが不規則なシフト勤務、ダイエットで気を付けることは? - - Vol.09 -
カロリーの高い食事を
してもいいのは、朝?昼?夜? - - Vol.08 -
汗をたくさんかくと、
ダイエットになるの? - - Vol.07 -
ところで、カロリーって
いったい何? - - Vol.06 -
GI (Glycemic Index)って何? - - Vol.05 -
女性ホルモンとの
関係 - - Vol.04 -
あなたのダイエット法は
大丈夫? - - Vol.03 -
減量中の停滞期の
乗り切り方 - - Vol.02 -
やせ過ぎだって、
いけません - - Vol.01 -
肥満やメタボが、
なんでいけないの?
前回に引き続き、肥満や体重オーバーが社会問題となっているアメリカで、安全性や実践のしやすさ、効果などを検証したうえで専門家に支持されているダイエット法についてご紹介しましょう。今回は、Therapeutic Lifestyle Changes Diet (TLC)についてです。
● TLC Dietとは?
TLC Dietは、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が、コレステロールをコントロールする教育プログラムとして考案したもので、肉や牛乳・乳製品などに多く含まれる飽和脂肪酸の量を極力減らし、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールを下げることで、心筋梗塞や脳梗塞を防ごうという食事法です。
TLC Dietの主なポイント
①目標摂取エネルギー量は、成人男性が1600kcal、女性が1200kcal
※減量が目的ではない場合は、男性2500kcal、女性1800kcal
②飽和脂肪酸を総摂取エネルギー量の7%以下に抑える
③コレステロール摂取量を1日200mg以内に抑える
④水溶性の食物繊維を1日20〜25g摂る
尚、ダイエットを開始してから6週間後、コレステロールの値に改善が見られない場合は、植物油等に含まれ、コレステロールの吸収を抑える植物ステロールを上手に活用することも明記されています。
*植物ステロールについてはこちら。
● 減量にも効果があるのでしょうか
今のところ、TLC Dietが減量に有効かどうかは明らかにされていませんが、一般的に脂質の量が少ない食事法は減量につながりやすいことが研究で明らかにされています。また、アメリカ人の健康的な食べ方を示した食生活指針と同様に、野菜や果物、全粒穀物、脂質の少ない牛乳・乳製品、魚、鶏肉などを中心とした食生活を勧めているため、子どもからお年寄りまで安心して取り入れられることが専門家に支持されている理由です。
● ダイエットは楽しみながら続けましょう
アメリカでは、これまでのように低脂肪ダイエットや低炭水化物ダイエットなど、エネルギーや特定の栄養素を制限する食事法ではなく、決められたエネルギー量の範囲内で、栄養価の高い食品を賢く選択し、食事を楽しみながらダイエットを続けていくのがトレンドのようです。