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ダイエットに活用しよう!① 果物

「果物は甘いので太る」というイメージが定着していますが、健康維持や美容に欠かせない栄養成分が凝縮された果物は、むしろダイエットの強い味方になります。現代人に不足しがちな果物のパワーを見直し、カロリーオーバーを防ぐための「適量」について考えてみましょう。


● 果物は栄養成分の宝庫
 果物には、ストレスを和らげるビタミンCやビタミンEの他、免疫力を高めるビタミンA(β-カロテン)、代謝を促すビタミンB群などが含まれます。また、血糖値の急激な上昇を抑え、便秘を予防する食物繊維や、疲労回復に有効な有機酸(クエン酸、リンゴ酸)、さらには、生活習慣病を予防するフラボノイド類(アントシアニン類、フラボン類)なども豊富に含まれています。生で食べられるため、加熱調理によって失われるビタミンを最小限に抑えることが出来、手軽に栄養を補えるのが果物の魅力と言えるでしょう。


● 果物は血糖値が上げやすいって本当?
 果物に多く含まれる果糖は、血糖値を急激に上げるため肥満や糖尿病に悪いと思われがちです。しかし、血糖値の上がりやすさを示す指標であるグリセミックインデックス(GI)を見ると、果物のGIはブトウ糖を100とした場合40前後と決して高くなく、血糖値が上がりにくい食品だと言うことが分かります。さらに、果物には血糖値の上昇を抑える食物繊維も多く含まれるため、適量を守れば安心して健康的な食生活に取り入れることができます。


<参考>
食品名 GI値
コーンフレーク 81
米飯(精白米) 77
ドーナツ 76
精白パン 74
フレンチフライ 70
米飯(胚芽米) 66
さつまいも 51
そば、うどん 47
スパゲッティ 46
 
食品名 GI値
バナナ 51
かき 50
ぶどう 50
もも 42
メロン 42
いちご 40
オレンジ 39
りんご 37
(ブドウ糖) 100
(出典)Kentaro Murakamiら、Am J Clin Nutr.83(5):1161-1169(2006)から抜粋改変

● 健康な人の果物の適量は一日200グラム
 カロリーオーバーを気にせず、健康的な食生活を送るための果物の適量は一日200グラム(全体)。これを果物に置き換えると、みかん2個 りんご1個、日本なし1個、桃2個、グレープフルーツ1個、柿2個程度になります。朝食や食後のデザート、あるいはおやつに栄養価の高い果物を毎日摂る習慣を身に付けたいですね。